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数1 1章3節  実数

1.実数

1-3-01

<図1>

\(1,2,3\)...を自然数といい、自然数と\(0,-1,-2,-3\)...をあわせて整数と呼ぶ。
整数\(p,q\)(qは\(0\)でない)を用いて\(\dfrac{p}{q}\)とあらわされる数を有理数といい、これには整数も含まれる(\(q=1\)のとき)。有理数のうち整数でないものは、有限小数無限小数(小数点以下の桁が無限に続く)に大別され、このうち無限小数は「例)\(\dfrac{1}{7}=0.14285714285714...\)」のように数字が循環する(例の場合「142857」が繰り返されている)。そのため、有理数の無限小数は循環小数と呼ばれている。有理数に対して、循環しない&分数で表せない小数を無理数という。例えば、\(\sqrt{2}=1.41421356...\)や\(\pi=3.141592...\)などが挙げられるがそれらはいずれも循環しない。有理数と無理数を合わせて実数と呼ぶ。

<補足1>

1-3-02 1-3-03

2.絶対値

数直線上において点\(A(a)\)と原点との距離を\(a\)の絶対値といい、\(|a|\)とあらわす。つまり、\(a\)が0以上のときはそのまま外し、\(a\)が負のときは-1倍して外す。

<例1>

1-3-04

3.平方根

2乗すると\(a\)になる数を\(a\)の平方根または2乗根という。\(\sqrt{ }\)(根号)は平方根のうち正の数を表す記号であり、\(\sqrt{a}\)をルート\(a\)と読む。例えば、\(4\)の平方根は\(2\)と\(-2\)の2つであるが、\(\sqrt{4}=2\)である。

<公式1>

\(a>0,b>0\)のとき

1.\(\sqrt{a} \sqrt{b}=\sqrt{ab}\)
2.\(\dfrac{\sqrt{a}}{\sqrt{b}}=\sqrt{\dfrac{a}{b}}\)